―――――――――――・・・・トントン。






















静かに市丸の自室の戸を叩く。



すると



奥からへろっとした関西弁が聞こえてきた。






は、ふっと笑い

市丸が来るのを待った。





肌にしんしんと当たる風。


冷たいと感じる風は

の身体を冷やしていく。




うっすら息を濁らし



戸に掛かった手を見つめる。







































「何や、やないの。どないしたん?こんな遅くに・・・」

「すみません・・・・少し・・用事がありまして・・・・」

「?・・・・まぁ良い、入りィ」

「失礼します・・・。」

































・・・・・やった。













この人は




あたしをどれだけ満たせるか・・・・。



































は、市丸の後ろに着いて行きながら


内心企みを思い出した。





































薄暗い寝室。



ひとつだけ布団が綺麗に敷かれている。




寝ようとしていたのだろう。


市丸は薄着でいた。








は胡座をかく市丸の前に

そっと座り



見合う形になった。































「ホンマ、どないしたん?」

「・・・・私と・・・行為してくれませんか?」

「は・・・・?」

「・・・市丸隊長・・どれだけあたしを満たしてくれるか・・・・」

「・・・・・・今、何言ってるか分かってんの?」

「はい。」


























じっと市丸を見据える。


大きな瞳。




市丸は、そんなを見て


ククッと肩で笑った。




























「・・・・えぇ度胸や・・・ボクがをどれだけ満たすか・・・ゲームやな。」

「はい・・・引きますか?」

「いや・・むしろヤル気満々や。」

「・・・お手柔らかに。」

「こちらこそ。」





































その言葉を合図に



市丸は布団の上へとを優しく押し倒す。




軽く散らばる髪の毛。


淡いシャンプーの良い香りが

市丸の鼻を掠める。



不安の色も見せない瞳。







の腕を片手で拘束し



頬に手を添え



深い口付けを落とす。










自ら開けたであろう口内に


市丸の舌を滑らせる。


激しく絡まるふたりの舌。


時折、卑猥な水音が響く。




角度を変え


奥まで舌を出し入れする。







流石のも少し息が荒くなる。




苦しくなってきた

市丸の肩を弱々しく掴んだ。









すると

気付いたように市丸は唇を離す。



































「・・・・ホンマにえぇの?」

「はい・・。」

「・・・知らんで?ボクなしじゃ生きていけない身体になっても」

「・・・・出来るものなら。」

「・・・・・・アカンわぁ・・・」







































そないなこと言うたら












理性も何もなくなるっちゅーの。








































心の中でそう呟き




の襟元に細い手を入れる。




なだらかな首筋に舌を這わしながら

福与かな胸を揉み上げる。


形を変える胸。



徐々に突起が硬くなるのが分かる。









だが









は一度も甘い声を上げない。










































「ふーん・・・・大したモンやな。」

「甘く見てましたか?」
























クスクスと可愛く笑うと

市丸はムッとする。


眉間に皺を寄せながら



の胸を強く揉んだ。



























「・・・・これでも鳴かんのかィ」

「まだまだですね・・・」

「・・・そー言われると余計鳴かせたくなるわぁ」

「・・・・鳴かせて下さいv」




























余裕の表情でニコッと笑いかけた。



そんなをもっと壊したくなり


市丸は早急に秘部の方へ手を這わす。






腹を割り


太ももを撫で上げ







そっと下着越しから指で撫でる。


少し・・・・微かに潤いを感じる。

































「ちぃっと濡れとる・・・・」

「ちぃっとですか・・?」

「・・・その表情・・・・歪ませたくなるなぁ」

「・・・・気持ち良くイかせて下さい・・・・・ギン・・・」



























わざと吐息交じりで名を呼ぶ。


すると、挑発にのった市丸が

の下着をずり下ろす。


露になった秘部。




まだまだ潤いが足りない。




片手で胸を揉み上げながら


市丸はの足を大きく開かせた。

































「・・・・早くしてください・・・」

「・・・舌だけでイかせたる。」


































本能に燃えた市丸は



秘部に舌を這わす。




すると、の口から小さく声が漏れる。





それを聞き逃さなかった市丸は


秘部の突起を甘く噛んだ。
































「ぁ・・・・っん・・・」

「何や・・・可愛ぇ声出すやん。いつもと違ぉて興奮するわ」

「ありがとうございますっ・・・・」

「あんま話さへん方がえぇよ。反応鈍るやろ?」

「ゃあ・・・あぁっ」




























少しずつ漏れ出した声。


それを満足そうに聞き

楽しそうに笑う市丸。


再び秘部に顔を埋め、


のナカに舌をするりと入れる。





ぐちゅっと音が響く。

濡れてきた証拠。








の足は痙攣し


腰が何度か浮いた。




それでも




市丸が望むような甘い声は出ない。
































「悲鳴に近いような声が好きなんやけどなぁ」

「悪趣味っ・・・!」

「まぁだ減らず口が叩けるんやもんなー・・・・」
























秘部でつまらなそうに呟く。




子供のような顔で拗ねながら


市丸は大きくなった自身を取り出す。





のいやらしい姿が


身体を疼かせた。











の前に顔を出し



了承を得る。
































「射れてえぇ?」

「良いですよ・・・早くイかせて・・・・」

「しゃーないなぁ・・・・」


















喉の奥で小さく笑い



もう一度の足を広げた。




ゆっくりと侵入するモノ。


大きさなど関係なく

のナカに入り込む。



余裕・・・




市丸はそう感じた。





だが次の瞬間。














































「・・・・っ!?」



































ぎゅっと痛いくらいに締め付けるナカ。


膨張していたモノは危うく破裂しそうになる。



突然の出来事に


市丸は少し汗をかく。



そんな様子を見た


薄く笑った。






























「どうですか・・・?あたしのナカ・・・・」

「・・・・めっちゃ気持ちえぇ・・・凄いなぁ・・・・・慣れとんの?」

「いえ・・・初めてです。」

「・・・!ホンマか・・・・」


























驚きを隠せない


というように、市丸は眉を潜める。



会話をし続けながらも


奥へ入るモノ。




熱いナカは

市丸の理性を狂わせる。









子宮あたりにつき




市丸は旋律を始める。





































「っあ・・・はぁ・・・んぁ・・・あぁっ」


「めちゃめちゃえぇよ・・・・こんなん始めてや」


「・・・あぁ・・・・んふぅっ・・・・ぁあ・・」


「・・遊女なんかより全然えぇやん・・・・」































腰を動かしながら


激しくナカを突く。




最奥まで突き


入り口まで戻る。






その繰り返しが

ふたりを絶頂へと誘う。





熱い吐息が絡む。

































「も・・・・イキそうや・・・」


「・・あたしも・・・・ですっ・・」


「・・・・っ!」


「っあぁぁぁぁ・・・!」































市丸のモノがどくんと波打ち


のナカに射精する。




驚くことに





果てるのは



市丸よりの方が遅かった。























































































「・・・・負けたわぁ・・・」


「何がですか?」


「・・・ボクのが先にイってもうた・・・・」


「・・・残念ですねぇ」


「・・・・・まだ・・・この後誰かとヤんの?」


「・・・そのつもりです。」




























いつもの会話のように繰り広げられる。



少し乱れた布団の上で


は何事も無かったかのように身を整える。




その姿を


市丸が愛しそうに見つめていた。





































「・・では・・・・失礼しました。」


「・・・なぁ。」


「?」


「またボクのとこに来たってや」





































襖を開ける手前。


市丸がを呼び止めた。




は小さく笑い














振り向いた。












































「・・・喜んでお相手しますよ」









































16には見えない笑顔。



あまりにも綺麗だったので

市丸は呆けたように見とれていた。




礼をし


は襖の外へ消えていった。
































































「・・・・次は・・・・」





































もう次を考えている



サラサラと髪の毛を靡かせ







見慣れた道を曲がった。


























































「・・・・・修兵先輩。」

















































自分の上司の元へ足を運び始めた。





























































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